漢方は何でできてる?
漢方とは、複数の生薬(天然の動物・植物・鉱物など)を組み合わせて作った薬を指します。
風邪を引いたときに服薬する「葛根湯」を例にすると、葛根(クズ)、大棗(ナツメ)、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜の5つの生薬を組み合わせて作られます。(参照:ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)
こうした多くの生薬が互いに作用しあって特定の効能を生み出すことには、昔の人たちの知恵や経験はとてもすごいものだと感心しますよね。
漢方は日本発祥?
初めに、漢方の発祥そのものは中国にあります。
その後日本で多くの漢方が処方されていくにつれて、日本独自で発展していきました。
そのため、現在の漢方は日本独自のものといっても過言ではないぐらい発展しています。
また、中国の薬は漢方と区別するために「中薬」と呼ばれる。
日本東洋医学会EBM特別委員会の新井一郎氏と津谷喜一郎氏が「漢方を英語表現する時には“Kampo”と“Japanese”の両方が含まれる表現としよう」と英語論文における漢方の英語表現の文献計量学的研究で発表した。
漢方薬にも副作用あり?!
よく「漢方薬は副作用がなく安心」という謳い文句を見ることがあります。
しかし、漢方薬も薬のため副作用はあります。また、普通の食事と同じでアレルギーを引き起こすこともある。そのため、「副作用ありません!」などの謳い文句に惑わされないようにしていきましょう。
もし重篤なアレルギー反応や副作用などが出た場合には、すぐにかかりつけの医療機関などに相談しましょう!
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