檳榔子(ビンロウジ)

生薬種類

降気破滞・通行導滞・利水化湿の効能をもち、さらに殺虫・截瘧に働きます

概要

  • 基原(ヤシ科:ビンロウジュの成熟種子)
  • 学名(Areca catechu Linne)
  • 別名(檳榔)
  • 産地(中国、東南アジア)
  • 成分(アルカロイド、カテキン類、タンニン類など)
  • 薬効(駆中作用、瀉下作用、健胃作用)

用途

  • 条虫や回虫などの駆除に用います。
  • 気の滞りを除き、気を下します。
  • 脚気などによる浮腫に用います。

性質

  • 四気…温
  • 帰経…胃、大腸
  • 五味…辛、苦

禁忌

耗気降気するので、気虚下陥には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


使われている漢方薬一覧

コメント

タイトルとURLをコピーしました