人参(ニンジン)

生薬種類

元気を補い、脾胃を健やかにし、神経を安定させ、津液を生じる効能があります

概要

  • 基原(ウコギ科:オタネニンジンの根)
  • 学名(Panax ginseng C. A. Meyer)
  • 別名(オタネニンジン、朝鮮人参、高麗人参)
  • 産地(日本、中国、韓国、ロシア、朝鮮)
  • 成分(サポニン、ポリアセチレン類、多糖類など)
  • 薬効(興奮作用、強壮作用、強精作用、大補元気作用、安神益智作用、建脾益気作用、生津作用)

用途

  • 疲労や衰弱、体力の低下に用います。
  • 胃腸虚弱や消化不良に用います。
  • 神経衰弱や疲労による動悸、不眠に用います。
  • 糖尿病の口渇や熱病による脱水症状に用います。

性質

  • 四気…微温
  • 帰経…肺、脾
  • 五味…甘、微苦

禁忌

陰虚陽亢の骨蒸潮熱・肺熱の痰多気急咳嗽・肝陽上亢の頭眩目赤・火鬱内熱などには禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


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