丁子(チョウジ)

生薬種類

温裏・健胃・止嘔・補陽の効能があり、おもに芳香性健胃薬として使われます

概要

  • 基原(フトモモ科:チョウジノキの花蕾)
  • 学名(Syzygium aromaticum)
  • 別名(丁字、丁香、クローブ)
  • 産地(インドネシア、スリランカ、マダガスカル、ドミニカなど)
  • 成分(フェニルプロパノイド、フラボノイド、トリテルペノイドなど)
  • 薬効(健胃作用、整腸作用、駆風作用)

用途

  • 胃腸が冷えたために生じる嘔吐、下痢、腹痛や消化不良に用います。
  • 吃逆(しゃっくり)に用います。

性質

  • 四気…温
  • 帰経…脾、胃、肺、腎
  • 五味…辛

禁忌

温燥であるから熱証には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


使われている漢方薬一覧

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