大棗(タイソウ)

生薬種類

脾臓と胃の気を強壮にし、英気と血を強化する

概要

  • 基原(クロウメモドキ科:ナツメまたはその品種の果実)
  • 学名(Zizyphus vulgaris lamarck var. inermis Bunge)
  • 別名(紅棗、夏芽)
  • 産地(日本、中国、朝鮮)
  • 成分(トリテルペノイド、サポニン、少糖類など)
  • 薬効(補脾胃作用、強壮作用、養血安神作用、緩和薬性作用、鎮静作用)

用途

  • 胃腸が弱く、元気のないときに用います。
  • 不安、興奮などを鎮静します。
  • 他薬の刺激性を緩和させます。

性質

  • 四気…温
  • 帰経…脾
  • 五味…甘

禁忌

助湿生熱し中満をひきおこすので、湿盛の脘腹脹満・食積・虫積・齲歯、痰熱咳嗽などには禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


使われている漢方薬一覧

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