大黄(ダイオウ)

生薬種類

熱性疾患、興奮症状、瘀血、腹部腫瘤、無月経などに効果があります

概要

  • 基原(タデ科:ダイオウ属植物およびそれらの種間雑種の根茎)
  • 学名(Rheum palmatum Linne)
  • 別名(将軍、川軍)
  • 産地(日本、中国)
  • 成分(アントラキノン類、スチルベノイド、カテキン類、タンニン類など)
  • 薬効(瀉下作用、利胆作用、消炎作用、健胃作用)

用途

  • おもに急性の便秘に用います。
  • 炎症症状や上部の熱証に用います。
  • 打撲や月経異常などの瘀血による症状に用います。

性質

  • 四気…寒
  • 帰経…肝、脾、胃、大腸、心包
  • 五味…苦

禁忌

峻烈な攻下破瘀の薬物であるから、実証でなければみだりに使用してはならず、妊婦・月経期・哺乳期には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


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