解熱、解毒、抗炎症薬として、身熱、頭痛、咽喉痛、感冒、麻疹、脱肛などに効果があります
概要
- 基原（キンポウゲ科：サラシナショウマ、オオミツバショウマなどの根茎）
- 学名（Cimicifuga simplex Turczaninow）
- 別名（黒升麻、関升麻、緑升麻、広升麻、炙升麻、真升麻）
- 産地（日本、中国、韓国）
- 成分（トリテルペノイド、クロモン類、フェニルプロパノイドなど）
- 薬効（発汗作用、解毒作用）
用途
- 麻疹の初期で発疹が遅いときに用います。
- おもに顔面部の炎症や頭痛に用います。
- 下痢や内臓下垂に用います。
性質
- 四気…涼
- 帰経…脾、胃、肺、大腸
- 五味…甘、辛
禁忌
昇散の効力が強いので、陰虚火旺・肝陽上亢・気逆不降および麻疹の透発後には禁忌です。
※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。
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