炙甘草(シャカンゾウ)

生薬種類

胃腸の虚弱、虚労、腹痛、下痢、動悸、咽喉腫痛、消化性潰瘍、腫れ物、薬毒などに効果があります

概要

  • 基原(マメ科:ウラルカンゾウ、またはその他同属植物の根およびストロン)
  • 学名(Glycyrrhizauralensis)
  • 別名(国老、リコリス、ウラルかんぞう)
  • 産地(モンゴル、中国)
  • 成分(トリテルペノイド、フラボノイド、フェノール類など)
  • 薬効(滋養作用、消炎作用、止痛作用、調和作用、鎮咳作用)

用途

  • 健胃強壮(補気)に用います。
  • 筋肉の拘急による痛みに用います。
  • 他の生薬の刺激性や毒性を緩和します。
  • 咳嗽や喘息に用います。

性質

  • 四気…平
  • 帰経…十二経
  • 五味…甘

禁忌

甘緩で壅気し中満をひきおこすので、湿盛の脘腹脹満・嘔吐には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


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