熱毒盛で欝滞したための斑疹の透発不暢や斑疹紫黒で色不紅活、あるいは瘡癰腫毒に適し、二便秘渋を兼ねるときに最適である
概要
- 基原(ムラサキ科:ムラサキの根)
- 学名(Lithospermum erythrorhizon Sieb. Et Zucc.)
- 別名(紫草、紫草根、紫、老紫草、シコ)
- 産地(日本、中国、朝鮮、ロシア、インド)
- 成分(紫色色素、フェニルプロパノイドなど)
- 薬効(解熱作用、消炎作用、解毒作用)
用途
- 紫斑、黄疸、吐血、鼻血、血尿、腫れ物などに用います。
性質
- 四気…寒
- 帰経…肝、心
- 五味…甘、鹹
禁忌
寒滑であり、脾胃虚寒の軟便や斑疹がすでに透発して鮮やかな紅色を呈するときには禁忌です。
※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。
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