苦涼で芳香を有し、涼肝嶋風定驚と清心開襲甜淡の効能をもつので、熱病神昏講語・中風疾迷昏蕨・癩病発狂・驚風抽揺などに適する
概要
- 基原(ウシ科:ウシの胆嚢中に生じた結石)
- 学名(Bos taurus L. var. domesticus Gmelin)
- 別名(犀黄、西黄、正牛黄)
- 産地(中国、オーストラリア)
- 成分(コレステリン、胆汁酸、カロチノイド、蛋白生物質など)
- 薬効(強心作用、血栓症改善作用、赤血球新生促進作用、血圧降下作用、解熱作用、鎮静作用、抗炎症作用、鎮痙作用)
用途
- ボケなどの脳血管障害に作用します。
- 脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害による意識障害に用います。
性質
- 四気…涼
- 帰経…肝、心
- 五味…苦
禁忌
単なる中経中絡で、四肢の不随・顔面神経麻痩・知覚低下などを呈しているときに用いると、邪を裏に陥入させて病状を悪化させるおそれがあるため、禁忌です。
※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。
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