杏仁(キョウニン)

生薬種類

肺の気を降ろし、大腸を通ずる作用があるので、風邪、喘息、便秘などに効果があります

概要

  • 基原(バラ科:ホンアンズ、アンズなどの種子)
  • 学名(Armeniaca vulgaris Lam.)
  • 別名(杏子、苦扁桃)
  • 産地(中国、日本)
  • 成分(青酸配糖体、ステロイド、酵素など)
  • 薬効(鎮咳作用、去痰作用、潤腸作用)

用途

  • 咳嗽、喀痰、喘息に用います。
  • 便秘に用います。

性質

  • 四気…温
  • 帰経…肺、大腸
  • 五味…苦、辛

禁忌

有毒(シアンを含有する)であるから、多量に用いてはならず、陰虚咳嗽や泥状~水様便の方には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


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