甘草(カンゾウ)

生薬種類

清熱解毒の力が強く、他の生薬の力を高める作用もあるため、漢方に最も配合されています

概要

  • 基原(マメ科:ウラルカンゾウまたはその他同属植物の根およびストロン)
  • 学名(Glycyrrhiza uralensis Fischer)
  • 別名(国老、密草、生草、リコリス)
  • 産地(中国、日本、ロシア、アフガニスタン)
  • 成分(トリテルペノイド、フラボノイドなど)
  • 薬効(緩和作用、止渇作用、止痛作用)

用途

  • 熱に関連する乾いた咳に用います。
  • 肝臓の衰弱に関連する腹部の不快感に用います。
  • 喉の症状に用います。

性質

  • 四気…平
  • 帰経…十二経
  • 五味…甘

禁忌

甘緩で壅気し中満をひきおこすので、湿盛の脘腹脹満・嘔吐に、また壅気停津の性質があり、久服・過服することは禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


使われている漢方薬一覧

コメント

タイトルとURLをコピーしました