黄柏(オウバク)

生薬種類

熱や湿を取り除き、火を鎮め、解毒します

概要

  • 基原(ミカン科:キハダまたはその他同属植物の周皮を除いた樹皮)
  • 学名(Phellodendron amurense)
  • 別名(川柏、黄蘗、黄檗、黄栢、きはだ、シコロ)
  • 産地(中国、日本、朝鮮)
  • 成分(アルカロイド、トリテルペノイドなど)
  • 薬効(解熱作用、消炎作用、健胃作用)

用途

  • 下半身のさまざまな炎症に用います。
  • 消耗性疾患における発熱(虚熱)に用います。

性質

  • 四気…寒
  • 帰経…腎、膀胱
  • 五味…苦

禁忌

苦寒で傷陰・敗胃しやすいので、火旺や胃強でなければ用いてはならず、脾胃虚寒の方には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


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