茴香(ウイキョウ)

生薬種類

胃を温めて、気を巡らせます

概要

  • 基原(セリ科:ウイキョウの成熟果実)
  • 学名(Foeniculum relgare Miller)
  • 別名(小茴香、フェンネル)
  • 産地(中国、日本、インド、エジプト、地中海各国、ロシア)
  • 成分(ペトロセリン酸、リノール酸)
  • 薬効(理気作用、健胃作用、鎮痛作用)

働き

  • 芳香性の健胃薬として消化不良に用います。
  • 冷えのために生じる嘔吐、胸やけ食欲不振、腹痛に用います。
  • またシャックリなどの症状にも用いられます。
  • 腹部や下腹部の痛み(寒疝)に用います。

性質

  • 四気…温
  • 帰経…肝、脾、胃、腎
  • 五味…辛

禁忌

辛温助火するため、熱証、陰虚火旺の方には禁忌です。

※上記の場合は使用を避けるか、医師・薬剤師に相談することを推奨します。


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