生薬種類 白朮(ビャクジュツ) 白朮はキク科:オオバナオケラの根茎を基原としており、主として水分の偏在、代謝異常を治す。したがって、頻尿、多尿あるいは小便の出にくいものを治す作用があります。燥湿傷陰するので中虛有湿にのみ用い、陰虚内熱・津虚燥渇・便秘などには禁忌です。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 麦芽(バクガ) 麦芽はイネ科:オオムギの発芽させた穎果を基原としており、「焦三仙」の一つで、消化不良や食欲不振、げっぷなどに作用します。回乳に働くので、授乳期には使用しません。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 貝母(バイモ) 貝母はユリ科:アミガサユリまたは近縁種の鱗茎を基原としており、胸部が鬱陶しく、つまる感じを楽にする作用があります。呼吸数や心拍数が低下する事があるため、多量摂取は禁忌です。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 人参(ニンジン) 人参はウコギ科:オタネニンジンの根を基原としており、元気を補い、脾胃を健やかにし、神経を安定させ、津液を生じる作用があります。陰虚陽亢の骨蒸潮熱・肺熱の痰多気急咳嗽・肝陽上亢の頭眩目赤・火鬱内熱などには禁忌です。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 肉蓯蓉(ニクジュヨウ) 肉蓯蓉はハマウツボ科:ホンオニクの肉質茎を基原としており、腰膝の冷痛、遺尿、不妊症、便秘、止血薬、美肌に作用があります。便秘や胃の熱が強い便秘の方は禁忌です。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 独活(ドッカツ/ドクカツ) 独活はセリ科:シシウド、川独活その他同属植物の地下部を基原としており、筋肉や関節の痛み、手足の痙攣、腰痛、熱病、頭痛、歯痛などに作用があります。風寒湿邪が存在せず、気血不足で生じた痺証には禁忌です。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 杜仲(トチュウ) 杜仲はトチュウ科:トチュウの樹皮を基原としており、鎮痛、鎮静、降圧、強壮、強精、利尿などの作用があります。温補に働くので陰虛火旺には用いません。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 桃仁(トウニン) 桃仁はバラ科:モモ、ノモモなどの成熟種子を基原としており、月経障害、腹部腫瘤、下腹部痛、神経痛、打撲傷、内臓の化膿症、便秘などに作用があります。瘀血がないものや泥状便の方には禁忌です。 2022.06.04 生薬種類
生薬種類 当帰(トウキ) 当帰はセリ科:トウキ又はホッカイトウキの根を基原としており、月経不順、虚弱体質(血虚)、腹痛、腹腔内腫瘤、打撲傷、しびれ、皮膚化膿症、便秘などに作用があります。湿盛中満・大便泄瀉・崩漏過多には禁忌です。 2022.06.04 生薬種類