生薬種類 炙甘草(シャカンゾウ) 炙甘草はマメ科:ウラルカンゾウ、またはその他同属植物の根およびストロンを基原としており、胃腸の虚弱、虚労、腹痛、下痢、動悸、咽喉腫痛、消化性潰瘍、腫れ物、薬毒などに作用があります。甘緩で壅気し中満をひきおこすので、湿盛の脘腹脹満・嘔吐には禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 蒺莉子(シツリシ) 蒺莉子はハマビシ科:ハマビシの未成熟果実を基原としており、肝陽上亢に伴うめまいや頭暈、眼科疾患、皮膚瘙痒感、腹痛などに作用があります。疏散下気活血に働くので、気血虚弱や妊婦には禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 紫根(シコン) 紫根はムラサキ科:ムラサキの根を基原としており、熱毒盛で欝滞したための斑疹の透発不暢や斑疹紫黒で色不紅活、あるいは瘡癰腫毒に適し、二便秘渋を兼ねるときに最適に作用します。寒滑であり、脾胃虚寒の軟便や斑疹がすでに透発して鮮やかな紅色を呈するときには禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 地黄(ジオウ) 地黄はゴマノハグサ科:カイケイジオウあるいはアカヤジオウの肥大根を基原としており、補血、強壮、解熱薬として、貧血、吐血、及び虚弱症等に作用があります。脾虚有湿で腹満・泥状便を呈するときは禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 山薬(サンヤク) 山薬はヤマノイモ科:ナガイモの外皮を除去した根茎を基原としており、強壮、強精、胃潰瘍、食欲不振、糖尿など幅広く作用がします。養陰助湿するので、湿盛・中満、積滞には禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 酸棗仁(サンソウニン) 酸棗仁はクロウメモドキ科:サネプトナツメの成熟種子を基原としており、神経強壮、鎮静、催眠薬として、心因性神経性の不眠症、健忘症、口渇、虚弱体質者の多汗症などに作用があります。実邪・鬱火には禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 山茱萸(サンシュユ) 山茱萸はミズキ科:サンシュユの成熟した果肉を基原としており、性機能低下などの強壮薬として、また足腰の痛みや眩暈、汗が出すぎるときや頻尿、夜尿などに作用されます。微温収渋であるから、陰虚陽亢、湿熱内蘊や小便不利には禁忌です。 2022.06.02 生薬種類
生薬種類 山梔子(サンシシ) 山梔子はアカネ科:クチナシ、またはその他同属植物の成熟果実を基原としており、消炎、止血、利胆、解熱、鎮静薬として、充血又は炎症による心煩を主治し、吐血、血尿、充血、黄疸等に作用があります。苦寒で脾陽を損傷しやすく、緩瀉の効能をもつので、脾虚の軟便や下痢傾向の方には禁忌です。 2022.06.02 生薬種類