生薬種類 竹茹(チクジョ) 竹茹はイネ科:ハチクその他同属植物の竹竿の上皮を薄く剥ぎ去り、皮下の帯緑白色部を薄く削ったものを基原としており、清熱滌痰を主とし除煩止嘔・寧心開欝に働き、涼血安胎の作用があります。胃寒・嘔吐・脾胃虚寒には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 沢瀉(タクシャ) 沢瀉はオモダカ科:サジオモダカの周皮を除いた槐茎を基原としており、体内に水分が停滞した浮腫や胃内停水、尿量の減少、排尿障害、嘔吐、下痢、口渇などの症状に作用があります。大量で滑精をひきおこし、久服すると腎陰を損傷するので、腎虚でも火熱の症候がみられないときや滑精があるときは禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 大棗(タイソウ) 大棗はクロウメモドキ科:ナツメまたはその品種の果実を基原としており、脾臓と胃の気を強壮にし、英気と血を強化する作用があります。助湿生熱し中満をひきおこすので、湿盛の脘腹脹満・食積・虫積・齲歯、痰熱咳嗽などには禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 大黄(ダイオウ) 大黄はタデ科:ダイオウ属植物およびそれらの種間雑種の根茎を基原としており、熱性疾患、興奮症状、瘀血、腹部腫瘤、無月経などに作用があります。峻烈な攻下破瘀の薬物であるから、実証でなければみだりに使用してはならず、妊婦・月経期・哺乳期には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 蘇葉(ソヨウ) 蘇葉はシソ科:シソまたはその他近縁植物の葉で、ときに枝先を混じりますを基原としており、解表・理気・解魚毒・安胎の効能があり、感冒や咳嗽、喘息、腹満、流早産、魚毒による症状などに作用があります。辛散耗気するので、気虛・表虚には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 蘇木(ソボク) 蘇木はマメ科:スホウの心材を基原としており、活血・通経・止血の効能があり、外傷や腹痛、無月経、産後の瘀血など婦人科疾患に作用があります。走散動血するので、血虚無瘀や妊婦には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 桑白皮(ソウハクヒ) 桑白皮はクワ科:カラグワのコルク層を除去した根皮を基原としており、炎症性の咳嗽や呼吸困難、血痰、浮腫、脚気、排尿減少などに作用があります。性寒で善降であるから、肺寒咳嗽・肺虚無火・小便自利には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 蒼朮(ソウジュツ) 蒼朮はキク科:ホソバオケラ、シナオケラの根茎を基原としており、ガスを排出し消化不良を緩和する作用、発汗する作用があります。苦温燥烈ですので、陰虚内熱・気虚多汗には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 蝉退(センタイ/ゼンタイ) 蝉退はセミ科:クマゼミの仲間をはじめとする大型セミ類の羽化後の抜け殻を基原としており、風邪などの発熱、悪寒に解熱薬として用いる他、ジンマシンなどの皮膚掻痒症に、止痒的効果があります。妊婦には禁忌です。 2022.06.03 生薬種類
生薬種類 川骨(センコツ) 川骨はスイレン科:コウホネ、ネムロコウホネ 又はそれらの種間雑種の根茎を基原としており、血液の停滞を取除き、新鮮な血液を導き、打撲、外傷、産後の血液停滞による諸疾患を治す作用があります。目立った禁忌はありません。 2022.06.03 生薬種類